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長野県松本地域において、地域密着の放送事業を展開されているテレビ松本ケーブルビジョン様。開局以来蓄積されてきた3000本に上る膨大な量のテープ素材を、歴史 資料として今後の番組制作に活かしていくため、アーカイブ化を検討されていました。素材をライブラリー化し、具体的に活用するため、すべての映像を短期間でアーカイブすることが求められており、また、保管スペースやNASサーバーの容量不足といった課題からも、早急な対応が必要とされていました。
ファイル化による“これからのコンテンツ制作に活きる”アーカイブを目指し、LTO方式によるパナソニックのプロフェッショナルアーカイブシステムの導入とアーカイブサービスの採用を決定されました。
アーカイブは、テープ素材のファイル化とあわせて、映像の検索性を高め、コンテンツ制作への活用度を高めます。放送技術の進化にあわせて、さまざまなカメラや放送システムを使用してきた経緯から、同局の映像素材には、テープ・ディスクなどの複数のメディアや、P2・DVCPRO・XDCAMなどの複数のフォーマットが混在しており、管理を一層困難にしていました。今回、アーカイブ化により、すべての素材はLTOテープにMXF形式のファイルとして保存され、一元的な管理が可能となります。また、ファイル化された映像素材にはプロキシ映像とメタデータが付加され、検索やプレビューも容易。すべての映像は、局内4箇所の編集室に設置した端末からアクセスでき、必要な箇所だけを切り出して取り込むことも可能です。
左:LTOテープに保存した映像素材は局内の端末から検索・プレビューが可能
右:テープ庫内に保管された膨大な数の映像テープ
アーカイブ後の映像資産とテープ保管スペースの活用をいち早く開始するため、既存のテープ素材のアーカイブ作業にはパナソニックのアーカイブサービスを活用し、短期間でのアーカイブ作業完了を目指しています。パナソニックのアーカイブセンターは、VTRメーカーならではのカート11本を擁する本格設備で、約3000本のテープ素材を8ヶ月の短期間でファイル化します。専門知識豊富なVTR技術者によりデータクリーニング、エラーチェックを実施し、信頼性の高いファイル化を実現しています。局内における設備や人員の投資を抑え、スピーディーで効率的なアーカイブが可能となります。
高精細な4K映像を活用した地域の文化・魅力の発信や情報提供にも力を入れられているテレビ松本ケーブルビジョン様。昨年には、松本市との共同プロジェクトとして松本駅前に84インチ4Kディスプレイを使用した観光案内掲示板を設置し、松本市域の豊かな自然を生かした4K映像や行政・災害情報を放映。また、CATV向け4K専門チャンネル「ケーブル4K」の採用など先進的に取り組みを進められています。4K映像はデータ量も大きく、今後ますます増加する4K映像の管理には、早い段階で取り組んでおく必要がありました。パナソニックのアーカイブシステムは4Kに対応し、LTOの大容量により、ファイルサイズの大きな4K映像の保管にも適しています。4KからダウンコンしたHDコンテンツのアーカイブにも、オリジナルの4K素材をヒモ付けでき、管理が容易です。
開局以来のテープのストックは3000本に上り、倉庫やサーバーなど映像データの保管にかかるコストも少なくないことから、映像素材のアーカイブ化を早急に進めたいと考えていました。クラウドベースなど他のアーカイブ方法とも比較検討をするなかで、LTOアーカイブの素材へのアクセスの容易さやランニングコストの低さ、アーカイブサービスの納品スピードと質の高さが決め手となり、採用を決定しました。今後も、映像資産も活かした充実のコンテンツを発信し、地域密着の番組サービスに取り組んでいきたいと考えています。
昭和49年3月設立。長野県松本市(除く梓川地区)/ 塩尻市(除く北小野地区)/山形村/朝日村を放送対象地域として、地域に密着し、地域とともに歩む企業として、放送、通信事業などコミュニケーションサービスを通じて地域社会の発展に貢献されています。