Panasonic アーカイブサービス

事例紹介:株式会社TBSテレビ 様

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VTRテープに保存されている映像のファイル化で、映像資産活用への準備が進行

  • 株式会社TBSテレビ様とパナソニックを往復するコンテナ。安心のチャーター便で、月に1度運送
  • 映像、音声、図書、新聞の資料が保管される総合資料室の入口
  • パナソニック社内の高いセキュリティーゾーンで、専用ラックで適切に管理されている各種VTRテープ
  • 完パケ、資料映像の検索や貸し出しを行う映像貸出窓口
番組などをLTOテープへ保存するためのHDアーカイブシステム

お客様の声

映像資産のファイル化を進めることで、一層番組制作へ貢献していきたいですね。
ライブラリーの使命は“保存”と“利用”ですから。

  • 株式会社TBSテレビ
    情報システム局
    アーカイブ推進部
    兼 技術局
    放送設備計画部
    担当部長
    進士 雅一
  • 株式会社TBSテレビ
    情報システム局
    アーカイブ推進部
    宝蔵 研太
  • 株式会社TBSテレビ
    技術局
    放送設備計画部
    内田 慎

アーカイブ推進部は、映像はもちろん、音声、図書、新聞を収集して番組づくりに貢献するミッションを持っています。特に映像は、完パケとそれに対応する資料素材の中で、保管する要望があったものを中心にアーカイブしてきました。倉庫にはテレビ放送の開始以来、約60年分の映像が保管されていますが、それまで体系化されていなかったアーカイブを本格的に始めたのは1994年の放送センター移転の頃からです。その際、大容量の倉庫を赤坂と緑山スタジオの両方に構え、使いやすいライブラリーの仕組みを整えました。

しかし、時代の流れとともにVTRデッキが販売完了となり、また保守の終了を控えていることで、その映像資産を守ることが必要になり、検討を始めました。その中で、パナソニックさんから“パナソニックアーカイブサービス”のご提案がありました。テープを預けて内容をLTOテープへ保存して納品してもらうサービスです。パナソニック製のVTRデッキやテープを数多く使用していたこともあって、お願いすることにしました。フローとしてテープを外に持ち出すことになるため、お願いする映像は正副で二重化されているものとし、専用のコンテナで輸送する体制を整えてもらっています。また、作業時はVTRテープの再生時にエラーがあった場合もそれを監視するシステムでマーキングしながら確認して保存してもらっていたり、管理やセキュリティの体制に関しても、万全の態勢できちんとやっていただいています。

作業は2015年の4月からスタートし、4年間で約20万本、時間にして約20万時間分の過去の映像のファイル化をお願いしています。DVCPROだけでなく、他社製VTRテープをあわせて、月に約4000時間分になります。

TBSでは、2014年3月からパナソニックさんのHDアーカイブシステムを導入しています。これは社内でVTRテープをファイル化してLTOテープへ保存するシステムで、直近で放送した番組や必要な資料映像をファイル化する作業を毎日行っています。およそ1日で50時間分、1カ月で約1500時間分ですので、パナソニックさんのサービスはその3倍近くのスピードで行ってもらっていることになります。また、このシステムとパナソニックアーカイブサービスで納品してもらうLTOテープのファイルに親和性があるのも便利です。

現状はファイル化を進め、溜めている状態ですが、お願いしている分が完了する3年後には使いやすいライブラリーシステムの基礎ができあがると考えています。資産のファイル化を進めることで、将来の番組制作へより一層貢献していきたいですね。ライブラリーの使命は“保存”と“利用”ですから。道筋は既にできています。

株式会社TBSテレビ様

株式会社TBSテレビ様社屋株式会社TBSテレビ様は1955年(昭和30年)にテレビ放送を開始して以来、60年以上にわたって番組を放送されています。現在、各時代の各種フィルムやVTRテープでおよそ130万本の完パケや資料映像を赤坂と緑山の倉庫で管理されています。近年、映像資産の中で高い割合を占めるVTRテープの再生機が販売完了となり、また保守の終了を控えていることを見据えて、映像資産のファイル化をご検討。2015年(平成27年)4月からパナソニックアーカイブサービスの利用を開始されました。映像が記録されたVTRテープをコンテナでパナソニックへ送り、LTOテープへ保存して納品するサービスが、過去の資産のさらなる有効活用へ貢献しています。

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