CPS(Content Protection System)について

expressP2メモリーカード(Bシリーズは除く)およびmicroP2メモリーカードは、暗号化フォーマットを行うことで、第三者へのデータ流出を防止するセキュリティー機能である「Content Protection System」をサポートしています。

CPS機能を利用するためには、本体にCPSパスワードを設定し、expressP2メモリーカードまたはmicroP2メモリーカードの認証機能と暗号化フォーマット機能を有効にします。同一のCPSパスワードが設定された機器間でのみ、暗号化フォーマットされたメモリーカードが自動認証され、記録・再生可能なメモリーカードとして利用できます。詳しくは「CPSパスワードの設定」を参照してください。

CPSパスワードの設定

CPSパスワードを設定するには、SDメモリーカードから読み込む方法と、本機のメニューを使用して入力する方法とがあります。

本機が持つことができるCPSパスワードは1つのみです。再度CPSパスワードを読み込むと上書き保存されます。

SDメモリーカードからCPSパスワードを読み込む

最新のP2 Viewer Plusをパーソナルコンピューターにダウンロードしてインストールする。

P2 Viewer Plusで、CPSパスワードを生成し、SDメモリーカードに書き込む。

CPSパスワードファイルを読み込む。

本機を起動し、SDメモリーカードをSDカードスロットに挿入する。

サムネール画面を開き、[MENU]→[SYSTEM SETTINGS]→[CARDS/MEDIA]→[CPS PASSWORD]で[LOAD]を選択する。

パスワードファイルリストが表示されます。

使用するファイルを選択し、ジョグダイヤルボタンを押す。

  • CPSパスワードの読み込みに成功したときは、[LOADING PASSWORD COMPLETED!]とメッセージが表示されます。

  • CPSパスワードの読み込みに失敗したときは、ワーニングメッセージが表示されます。ワーニングの内容については「ワーニングシステム」を参照してください。

本機のメニューでCPSパスワードを設定する

サムネール画面を開き、[MENU]→[SYSTEM SETTINGS]→[CARDS/MEDIA]→[CPS PASSWORD]で[SET]を選択する。

CPSパスワードを入力するソフトウェアキーボードが表示されます。

キーボードでCPSパスワードを入力する。

[PASSWORD]と、照合用の[RETRY PASSWORD]を入力し、[OK]を選択するとCPSパスワードが設定されます。

  • CPSパスワードの入力に成功したときは、[SETTING PASSWORD COMPLETED!]とメッセージが表示されます。

  • CPSパスワードの入力に失敗したときは、ワーニングメッセージが表示されます。ワーニングの内容については「サムネールおよびメニュー操作時」を参照してください。

CPSパスワードの削除

CPS機能が不要になった場合は、CPSパスワードを削除します。

サムネール画面を開き、[MENU]→[SYSTEM SETTINGS]→[CARDS/MEDIA]→[CPS PASSWORD]で[DELETE]を選択する。

[DELETING PASSWORD COMPLETED!]が表示され、CPSパスワードが削除されます。