外部ロックさせるための接続例
図のように、リファレンスビデオ信号と基準タイムコードの両方を接続します。

取扱いガイド VARICAM LT
本機の内部タイムコードジェネレーターを外部ジェネレーターにロックさせることができます。
図のように、リファレンスビデオ信号と基準タイムコードの両方を接続します。
次の手順で、タイムコードを外部ロックさせます。
〈TC〉ボタンを押して、TC画面を表示する。
タイムコード表示から、[FREE/REC RUN]で[FREE RUN]を選択する。
[MENU]→[REC SETTINGS]→[TC]→[TC IN/OUT SEL]で[TC IN]を選択する。
[MENU]→[SYSTEM SETTINGS]→[GENLOCK]→[GENLOCK MODE]で[EXT]に設定し、ゲンロック信号入力に同期させる。
〈TC IN/OUT〉端子から外部タイムコードを入力する。
HOME画面の[TCG]の文字が白黒反転表示されます。
リファレンスビデオ信号は、システムの信号フォーマット([FREQUENCY])と同一のSDI信号を入力してください。
システム周波数が59.94p、50pのとき、タイムコードは1フィールドずれる場合があります。
このとき、タイムコードをずれることなく外部ロックするには、システム周波数が[59.94p]では59.94i信号を、[50.00p]では50.00i信号を〈GENLOCK IN〉端子に入力します。それに同期したタイムコード信号を〈TC IN/OUT〉端子から入力します。
ゲンロックの入力基準信号が乱れた場合、正常に記録できません。ビューファインダー画面に[TEMPORARY PAUSE]が表示され、クリップが分割されます。また、タイムコードの連続性も保証されません。信号が正常に戻ると記録を再開します。
外部ロックの操作をすると、タイムコードは瞬時に外部のタイムコードにロックし、外部タイムコードの値と同じ値がタイムコード表示部に表示されます。内部システムのロックが安定するまでの数秒間は、記録モードにしないでください。なお、タイムコードは〈TC IN/OUT〉端子信号にロックします。
一度、スレーブすると〈TC IN/OUT〉端子や〈GENLOCK IN〉端子の入力がなくなっても、スレーブ状態を継続します。ただし、次の場合はスレーブ状態が解除されます。
[TC SET]を行った場合
電源を切った場合
[DF]/[NDF]を切り替えた場合
[REC RUN]にした場合
バリアブルフレームレートの場合
ユーザーズビットはタイムコードのスレーブ状態に関係なくUB画面の[UB MODE]で[EXT INPUT]を選択すると、〈TC IN/OUT〉端子に入力されたユーザーズビットに合わせることができます。このとき[UBG]の文字が白黒反転します。
タイムコードジェネレーターの電源の連続性を保つため、〈DC IN〉端子に外部電源を接続して、ビューファインダーやHOME画面に〈DC IN〉端子側のバッテリー情報が表示されるのを確認してから、バッテリーホルダー側のバッテリーを抜いてください。バッテリーを先に抜いたときは、タイムコードの外部ロックの連続性は保証されません。