記録データの取り扱い

メモリーカードのフォルダー構造例

記録データは、さまざまな重要情報が含まれており、次の図のようなフォルダー構造と管理ファイルによって関連付けられています。

これらの情報が一部分でも変更または削除されると、データが認識できなくなったり、記録できなくなったりするなどの不具合が発生することがあります。

co_other_sdcard_directory_P2
  1. メモリーカードボリュームラベル

  2. MXF形式のビデオデータ(音声:LPCM)(記録フォーマットがAVC-Intra 422/AVC-LongG50/AVC-LongG25/AVC-LongG12の場合)

  3. MXF形式のオーディオデータ(記録フォーマットがAVC-Intra 200/AVC-Intra 100/AVC-Intra 50の場合)

  4. XML形式のメタデータ

  5. BMP形式のサムネール

  6. MOV形式プロキシデータとBIN形式のリアルタイムメタデータ

  7. MXF形式のビデオデータ(記録フォーマットがAVC-Intra 200/AVC-Intra 100/AVC-Intra 50の場合)

  8. 記録した最後のクリップ情報を書き込んでいるファイル

  9. MOV形式のビデオデータ:UHD(3840×2160)、29.97PのMOV(音声:LPCM)

  10. MOV形式のビデオデータ:FHD(1920×1080)、59.94iのMOV(音声:LPCM)

  11. 管理ファイル1

  12. 管理ファイル2

  13. ビデオデータのサムネール

  14. AVCHD規格のビデオデータ(00000.MTSなど)

  15. 管理用フォルダー

メモリーカードのボリュームラベルについて

MOV形式のビデオデータのフォルダー名について

本機の設定により、フォルダー名の4文字目~8文字目が異なります。

other_mov_folder
  1. フォルダー番号

    001~999(連番)

    • 1つのフォルダーに記録できるクリップは、999個です。999個に達すると、連番が付加されたフォルダーが新しく作成されます。

      また、本機の設定が変更され、フォルダー名が変更された場合も、連番が付加されたフォルダーが新しく作成されます。

      メモリーカードをフォーマットすると、フォルダー名は001に戻ります。

  2. 画素数

    R:3840×2160

    Y:1920×1080

  3. フレームレート

    A:59.94fps

    B:50.00fps

    C:29.97fps

    D:25.00fps

    F:23.98fps

  4. ビデオフォーマット

    Q:プログレッシブ記録(MOV、LPCM)

    J:インターレース記録(MOV、LPCM)

  5. 固定値

    A

  6. 記録設定

    M:通常記録(サイマル記録のときはカードスロット1)

    T:サイマル記録(サイマル記録のときはカードスロット2)

  7. 記録フォーマット情報

MOV形式のビデオデータのファイル名について

次のようなファイル名形式になります。

other_mov_file
  1. CAM INDEX

    A~Zまでの大文字いずれか1文字

    • カメラごとに割り当てるINDEXです。[記録]メニュー→[クリップ名]→[カメラインデックス]で設定します。

  2. CARD番号

    001~999

    • メモリーカードごとに割り当てられる番号です。メモリーカードのボリュームラベルに格納されたCARD COUNTが割り当てられます。

  3. クリップ番号

    C001~C999

    • メモリーカード上で、記録ごとに連番で割り当てられる番号です。メモリーカードをフォーマットするとC001に戻ります。また、C999の次もC001に戻ります。

      フォルダーが分割された場合やクリップが削除されたときでも、クリップ番号は維持されます。

  4. 日付

    記録開始時の西暦下2桁+月2桁+日2桁

  5. シリアル番号から生成されるハッシュタグ

    4桁の数字またはアルファベット