[記録]メニュー

記録機能の各種項目を設定します。

[メディアフォーマット]

指定したカードスロットのメモリーカードをフォーマットします。フォーマットにより消去されたデータは、復元できません。必ずデータを確認したあとにフォーマットしてください。

選択できる項目は、次のとおりです。

  • [スロット1]、[スロット2]

[クリップ名]

[カメラインデックス]

記録するMOV形式のファイルの名前に使用するCAM INDEXを設定します。アルファベットの大文字を1文字設定します。メモリーカードのボリュームラベルに格納する値としても使用します。

設定できる項目は、次のとおりです。

  • [A]…[Z]

(工場出荷値:[A])

[次のカード番号]

記録するMOV形式のファイルの名前に使用するCARD COUNTを設定します。次の場合に[次のカード番号]での設定値がCARD COUNTとして[カメラインデックス]の設定値とともに、メモリーカードのボリュームラベルに格納されます。また、格納した後に設定値は1つ繰り上がります。([999]の次は[001]に戻ります)

  • メモリーカードをフォーマットしたとき

  • CARD COUNTがボリュームラベルに格納されていないメモリーカードで記録したとき

設定できる項目は、次のとおりです。

  • [001]…[999]

(工場出荷値:[001])

[ファイル分割]

記録するP2形式のファイルの分割方法を選択します。

[1ファイル]

記録フォーマットがAVC-Intra 422/AVC-LongG50/AVC-LongG25/AVC-LongG12の場合、32 GBを超えるメモリーカードに1ファイルで記録します。

[分割]

記録フォーマットやメモリーカードにかかわらず、4 GB単位で分割します。

[ショートスプリット]

記録フォーマットやメモリーカードにかかわらず、約128秒単位で分割します。なお、1回の連続記録時間は、約3.5時間です。

(工場出荷値:[分割])

[2スロット機能]

2枚のメモリーカードを利用した記録機能を設定します。

[切]

設定しません。

[リレー記録]

リレー記録に設定します。

[サイマル記録]

サイマル記録に設定します。

[バックグラウンド記録]

バックグラウンド記録に設定します。

(工場出荷値:[リレー記録])

[プリレック]

プリレックを行うかどうかを設定します。

プリレック時間は[システム]メニュー→[記録フォーマット]の設定によって異なります。

[入]

プリレックを行います。

プリレック時間は次のとおりです。

  • [ファイルフォーマット]が[P2]の場合:約3秒

  • [ファイルフォーマット]が[MOV]で、[記録フォーマット]が[2160-29.97p/422ALL-I 400M]、[2160-25.00p/422ALL-I 400M]、[2160-23.98p/422ALL-I 400M]の場合:約3秒

  • [ファイルフォーマット]が[MOV]で、[記録フォーマット]が[2160-59.94p/HEVC LongGOP 200M]、[2160-59.94p/HEVC LongGOP 100M]、[2160-59.94p/420LongGOP 150M]、[2160-50.00p/HEVC LongGOP 200M]、[2160-50.00p/HEVC LongGOP 100M]、[2160-50.00p/420LongGOP 150M]、[2160-29.97p/HEVC LongGOP 150M]、[2160-29.97p/422LongGOP 150M]、[2160-29.97p/420LongGOP 100M]、[2160-25.00p/HEVC LongGOP 150M]、[2160-25.00p/422LongGOP 150M]、[2160-25.00p/420LongGOP100M]、[2160-23.98p/HEVC LongGOP 150M]、[2160-23.98p/422LongGOP 150M]、[2160-23.98p/420LongGOP 100M]の場合:約5秒

  • 上記以外の設定時: 約10秒

[切]

プリレックを行いません。

(工場出荷値:[切])

[プロキシ設定]

プロキシデータの記録機能を設定します。

[プロキシ記録]

プロキシデータの記録を行うかどうかを選択します。

[入]

プロキシデータの記録をします。

[切]

プロキシデータの記録をしません。

(工場出荷値:[切])

[プロキシ V-Log]

[システム]メニュー→[カラー設定]が[V-Log]に設定されているときの、プロキシデータとして記録する映像を設定します。

[V-Log]

本素材の記録映像と同じカラーで記録します。

[V-709]

標準的なCINE-LIKEに相当するカラーに変換して記録します。

(工場出荷値:[V-Log])

[プロキシ HDR]

プロキシデータとして記録する映像を設定します。

[SDR]

スタンダードダイナミックレンジで記録します。

[HDR]

ハイダイナミックレンジで記録します。

(工場出荷値:[HDR])

[記録機能]

[記録モード]

記録の方式を選択します。

[標準]

通常記録を行います。

[インターバル]

インターバル記録を行います。(設定した時間間隔で1フレーム記録する動作を繰り返し行う機能です)

(工場出荷値:[標準])

[記録モード保持]

[記録モード]の設定を保持するかどうかを選択します。

[入]

保持します。

[切]

保持しません。次に電源を入れたときは、必ず[標準]になります。

(工場出荷値:[切])

[インターバル時間]

インターバル記録を行うときのインターバル時間を設定します。

設定できる項目は、次のとおりです。

  • [1秒]、[2秒]、[5秒]、[10秒]、[30秒]、[1分]、[5分]、[10分]

(工場出荷値:[5分])

[TC/UB]

[TCプリセット]

記録するタイムコードの初期値を設定します。

[00]…[23]

[00]…[59]

[00]…[59]

フレーム

[00]…[23]([23.98p]のとき)

[00]…[24]([50.00i]、[50.00p]、[25.00p]のとき)

[00]…[29]([59.94i]、[59.94p]、[29.97p]のとき)

(工場出荷値:[00])(各項目)

[UBプリセット]

ユーザーズビットを設定します。

[TC/UB]の[UBモード]で[ユーザー設定]を選択しているときのみ有効です。

各桁、次の範囲で設定できます。

  • [00]…[FF]

(工場出荷値:[00])

[フリーラン/レックラン]

タイムコードジェネレーターを歩進させる動作モードを設定します。

[フリーラン]

動作モードに関係なく歩進させます。

[レックラン]

記録中のみ歩進させます。

(工場出荷値:[レックラン])

[DF/NDF]

タイムコードジェネレーターのカウント方法を設定します。

[システム]メニュー→[記録フォーマット]の記録フレーム周波数を59.94i/59.94p/29.97pに設定しているときのみ、有効になります。

[DF]

ドロップフレームモードを使用します。

[NDF]

ノンドロップフレームモードを使用します。

(工場出荷値:[DF])

[UBモード]

ユーザーズビットを選択します。ユーザーズビット情報はクリップに記録されます。また、SDI信号のLTC UB、VITC UBとしても出力されます。

[フレームレート]

カメラの撮像情報(フレームレートなど)を選択します。

[ユーザー設定]

[UBプリセット]で設定したユーザーズビットを選択します。

[時刻]

ローカル時刻を選択します。(時、分、秒)

[日付]

ローカル日時を選択します。(西暦下2桁、月、日、時)

[TC]

タイムコードの値がユーザーズビットに入ります。

[クリップ名]

CAM INDEX(1文字)と、CARD COUNT(3桁数字)をそれぞれASCII文字コードにした数値を記録します。

[システム]メニュー→[ファイルフォーマット]→[MOV]に設定されている場合のみ有効です。

(工場出荷値:[ユーザー設定])

[TC入出力選択]

〈TC IN/OUT〉端子の入出力を設定します。

[TC入力]

タイムコード入力に設定します。

[TC出力]

タイムコード出力に設定します。

(工場出荷値:[TC入力])

[TC出力基準]

〈TC IN/OUT〉端子から出力されるタイムコードの出力遅延を設定します。

[記録]

記録タイムコードを遅延なしに出力します。本機のタイムコードをマスターにして2台で同時撮りするときに使用します。

[SDI出力]

〈SDI OUT〉端子からの出力映像に合わせます。〈SDI OUT〉端子から映像が出力されていないときは遅延なしに出力します。

(工場出荷値:[記録])

[記録時間カウンター]

記録時のカウンターの動作を設定します。

[トータル]

〈RESET〉ボタンでリセットするまで積算してカウントを続けます。

[クリップ]

記録開始時にカウント値をクリアし、撮影単位の時間をカウントします。

(工場出荷値:[トータル])

[タイムスタンプ]

撮影した映像に日時情報を重畳するかどうかを選択します。年月日の表示内容は[年月日の表示順]の設定に従います。

[切]

日時情報を重畳しません。

[日付]

日付情報のみ重畳します。

[時刻]

時刻情報のみ重畳します。

[日付と時刻]

日付と時刻情報を重畳します。

(工場出荷値:[切])

[記録メタデータ]

[ロード]

メモリーカードに保存されたメタデータアップロードファイルを選択して、本機に読み込みます。

[記録]

ロードされているメタデータを記録時に付加するかどうかを設定します。

[入]

付加します。

[切]

付加しません。

(工場出荷値:[切])

[ユーザークリップ名]

[ユーザークリップ名]に記録するデータを設定します。

[タイプ1]

([記録]が[入]のとき)ロードしたデータ設定値を記録します。

([記録]が[切]のとき)[グローバルクリップID]と同じ値を記録します。

[タイプ2]

([記録]が[入]のとき)ロードしたデータとカウンター値を記録します。

([記録]が[切]のとき)[クリップ名]と同じ値を記録します。

(工場出荷値:[タイプ1])

[カードシリアル番号]

シリアル番号やカードの種類が記載されたテキストメモを、メタデータとして付加するかどうかを設定します。

[入]

付加します。

[切]

付加しません。

(工場出荷値:[切])

[初期化]

ロードした全てのメタデータを削除し、初期化します。

[プロパティ]

ロードしたメタデータの確認や修正をします。