クリップメタデータの設定

撮影者名やリポーター名、撮影場所、テキストメモなどの情報をSDメモリーカードから読み込んで、クリップメタデータとして記録できます。

クリップメタデータの項目

クリップメタデータには次の項目があります。下線の入った項目は、SDメモリーカード内のメタデータアップロードファイルを読み込むことで設定できます。その他の項目は、撮影時に自動的に設定されます。メタデータアップロードファイルは、パーソナルコンピューター上でP2 Viewer Plus最新アップデート版を使用すると、SDメモリーカードに書き込むことができます。P2 Viewer Plus最新アップデート版は、次のWebサイトのサポートデスクからパーソナルコンピューターにインストールしてください。

https://panasonic.biz/cns/sav/

また、使用するSDメモリーカードについて、詳しくは「SDメモリーカードの使用上のお願い」を参照してください。

[GLOBAL CLIP ID]

クリップの撮影状態を示すグローバルクリップIDを表示します。

[USER CLIP NAME]

ユーザーが設定したクリップの名称を表示します。*1

[VIDEO]

[FRAME RATE](フレームレート)(クリップのフレームレート)、[PULL DOWN](プルダウン)(プルダウン方式)、[ASPECT RATIO](アスペクト比)を表示します。

[AUDIO]

[SAMPLING RATE](サンプリングレート)(記録音声のサンプリング周波数)、[BITS PER SAMPLE](ビットレート)(記録音声の量子化ビット数)を表示します。

[ACCESS]

[CREATOR](作成者)(クリップの収録者名)、[CREATION DATE](作成日)(クリップの収録日)、[LAST UPDATE DATE](最終更新日)(クリップの最終更新日)、[LAST UPDATE PERSON](最終更新者)(クリップの最終更新者)を表示します。

[DEVICE]

[MANUFACTURER](機材メーカー名)(収録した機材のメーカー名)、[SERIAL NO.](シリアル番号)(収録した機材のシリアルナンバー)、[MODEL NAME](モデル名)(収録した機材のモデル名)を表示します。

[SHOOT]

[SHOOTER](撮影者)(撮影者名)、[START DATE](撮影開始日)、[END DATE](撮影終了日)、[LOCATION](撮影地情報)/[ALTITUDE](高度)/[LONGITUDE](経度)/[LATITUDE](緯度)/[SOURCE](情報源)/[PLACE NAME](撮影地)(撮影地の高度/経度/緯度/それらを得た情報源/場所の名前)を表示します。

[SCENARIO]

[PROGRAM NAME](プログラム名)(番組名)、[SCENE NO.](シーン番号)(シーンナンバー)、[TAKE NO.](テイク番号)(テイクナンバー)を表示します。

[NEWS]

[REPORTER](リポーター)(リポーター名)、[PURPOSE](取材目的)、[OBJECT](取材対象)を表示します。

[MEMO]*2

[NO.](テキストメモの番号)、[OFFSET](記録位置)(テキストメモが付加されるクリップ先頭からのフレーム位置)、[PERSON](メモ入力者)(クリップに付加されたテキストメモの記録者)、[TEXT](テキスト情報)(テキストメモの内容)を表示します。

[THUMBNAIL]

サムネールの元となる画像のフレーム位置(フレームオフセット)や、サイズ(高さ、幅)を表示します。

[PROXY]

プロキシーが付加されている場合、プロキシーのフォーマットなどの情報を表示します。

[USER CLIP NAME]の記録方法を選択できます。詳しくは「[USER CLIP NAME]の記録方法の選択」を参照してください。

[MEMO]を入力するときは[TEXT]を必ず入力してください。[PERSON](メモ入力者)、[OFFSET](記録位置)のみの記録はできません。

クリップメタデータの読み込み(メタデータアップロード)

co_osd_clip_metadata

クリップメタデータを記述したファイル(メタデータアップロードファイル)が入ったSDメモリーカードを本機に挿入する。

メインメニュー→[RECORDING SETUP]→[REC META DATA]で[LOAD]を選択する。

SDメモリーカードにあるメタデータアップロードファイルのメタデータ名が表示されます。(図1)

カーソルボタンで読み込むファイルを選択して[YES]を選択する。

読み込んだメタデータの確認および修正

SDメモリーカードから読み込んだメタデータの内容を確認できます。

co_osd_metadata_config

メインメニュー→[RECORDING SETUP]→[REC META DATA]で[PROPERTY]を選択する。

メタデータの一覧が表示されます。

カーソルをカーソルボタンで動かし、確認したい項目に合わせて〈SET〉ボタンを押す。

読み込んだメタデータの各設定内容を確認できます。(図1)

メタデータの各設定内容を確認中に、カーソルをカーソルボタンで動かし、設定内容を変更する項目に合わせて〈SET〉ボタンを押す。

  • ソフトウェアキーボード画面が表示され、設定内容を変更できます。(図2)

  • 〈SHIFT〉ボタンを押しながらカーソルボタン(`/{)を押すと、変更する設定内容の先頭/最終へ移動できます。

読み込んだメタデータを記録する/しないを設定

メインメニュー→[RECORDING SETUP]→[REC META DATA]→[RECORD]で[ON]/[OFF]を設定します。工場出荷時は[OFF]に設定されています。

[USER CLIP NAME]の記録方法の選択

メインメニュー→[RECORDING SETUP]→[REC META DATA]→[USER CLIP NAME]で、[USER CLIP NAME]の記録方法を、[TYPE1]と[TYPE2]の2通りから選択できます。

[CARD SERIAL]の記録の選択

メインメニュー→[RECORDING SETUP]→[REC META DATA]→[CARD SERIAL]で[ON]を選択すると、P2カードのシリアル番号をメタデータ(オフセットのないテキストメモ)に記録する機能が有効になります。

メタデータ設定の初期化

メインメニュー→[RECORDING SETUP]→[REC META DATA]で[INITIALIZE]を選択します。確認画面が表示されますので[YES]を選択します。

読み込んだメタデータを含む、メインメニュー→[RECORDING SETUP]→[REC META DATA]以降の設定が初期化されます。

メタデータの表示言語設定

使用地域で[NTSC(J)]を選択したとき、メタデータを表示するときの表示言語を設定できます。

メインメニュー→[RECORDING SETUP]→[REC META DATA]で[LANGUAGE]を選択し、表示言語を選択してから〈SET〉ボタンを押します。

言語は、[ENGLISH]:英語、[JAPANESE]:日本語から選択できます。