プロパティー

クリップのプロパティー、P2カードの状態を表示します。

また、クリップのプロパティーを表示中に、記録されたクリップメタデータを編集し、書き換えることができます。

クリップのプロパティー

メインメニュー→[CLIP]→[PROPERTY]で[CLIP PROPERTY]を選択します。

osd_thumbnail_property
  1. クリップ情報

    クリップに付加された各種インジケーター、付加されているテキストメモの数を表示します。

    また、クリップが記録されたP2カードに、ライトプロテクトがかけられているとき、imageicon_key_lock マークが表示されます。

  2. クリップ番号

  3. サムネール

  4. クリップ情報

    クリップに関するさまざまな情報を表示します。

    [CLIP NAME]

    クリップ名を表示します。

    [START TC]

    記録開始時のタイムコードの値を表示します。

    [START UB]

    記録開始時のユーザーズビットの値を表示します。

    [DATE]

    記録した日付を表示します。

    [TIME]

    記録開始時の時刻を表示します。

    [DURATION]

    クリップの長さを表示します。

    [V_FORMAT]

    クリップの記録フォーマットを表示します。

    [FRAME RATE]

    再生フレームレートを表示します。

    [REC RATE]

    記録フレームレートを表示します。

  5. クリップメタデータ

    クリップの詳細情報(クリップメタデータ)を参照するための項目が表示されます。

    詳しくは「クリップメタデータの設定」を参照してください。

記録されたクリップメタデータの修正

co_osd_metadata_write

クリップのプロパティー画面で、修正したいクリップメタデータの詳細画面を表示する。

修正する項目にカーソルボタンでカーソルを合わせる。(図1)

変更できるメタデータの項目は、背景が灰色のボタン表示になります。

〈SET〉ボタンを押す。

キーボードの操作については、「読み込んだメタデータの確認および修正」と同様です。

  • メタデータ修正の入力画面(ソフトウェアキーボード)が表示されます。(図2)

  • キーボードから文字を入力し、メタデータを修正します。

キーボードの[OK]を選択する。

修正されたメタデータがクリップに書き込まれ、メタデータの詳細画面に戻ります。

P2カードの状態表示

P2カードの状態表示設定内容

メインメニュー→[CLIP]→[PROPERTY]で[CARD STATUS]を選択します。

  1. 書き込み禁止マーク

    P2カードに、ライトプロテクトがかかっているとき、imageicon_key_lock マークを表示します。

  2. P2カード状態(記憶残量)

    P2カードの記憶残量を、メーターとパーセントで表示します。記憶残量が減るとともに、メーターが左に減っていきます。

    また、カードの状態によって、次のような表示になります。

    [FORMAT ERROR!]

    フォーマットされていないP2カードが挿入されています。

    [NOT SUPPORTED!]

    本機に対応していないカードが挿入されています。

    [NO CARD]

    P2カードが挿入されていません。

    [AUTH NG CARD]

    CPSパスワードが認証できないmicroP2メモリーカードです。

    また、カーソルボタンでデータを見たいP2カードにカーソルを合わせて〈SET〉ボタンを押すと、P2カード詳細情報が表示されます。シリアル番号などの固有情報を確認できます。(図1)

    P2カード内のクリップ数が記録できる上限に達した場合は、P2カード詳細表示に上限に到達したことを示す[OVER MAX NUMBER CLIPS]が表示されます。

  3. ワーニングカードマーク

    P2カードが次のような場合にimageicon_warning_card マークを表示します。

    [RUN DOWN CARD]

    P2カードの規定の書き換え回数を超えています。

    [DIR ENTRY NG]

    P2カードのディレクトリーの配置が不正規になっています。

    ワーニング内容は「P2カード状態(記憶残量)」のP2カード詳細情報表示で確認できます。

  4. スロット記憶残量(または使用容量)合計

    2つのスロットの記憶残量(または使用容量)を総合計した数値を表示します。

    ライトプロテクトがかかっているP2カードの空き容量は、空き容量の合計に含まれません。

  5. P2カード残量(または使用容量)/総容量

    P2カードの記憶残量(または使用容量)/総容量を分に換算して表示します。分以下は切り捨て表示のため、P2カードごとの記憶残量(または使用容量)の合計と総容量が一致しないことがあります。

CPSパスワードの設定

CPSパスワードを設定するには、SDメモリーカードから読み込む方法と、本機メニューを使用して入力する方法とがあります。

本機が持つことができるCPSパスワードは1つのみです。再度CPSパスワードを読み込むと上書き保存されます。

SDメモリーカードからCPSパスワードを読み込む

最新のP2 Viewer Plusをパーソナルコンピューターにダウンロードしてインストールする。

P2 Viewer Plusで、CPSパスワードを生成し、SDメモリーカードに書き込む。

CPSパスワードファイルを読み込む。

本機を起動し、SDメモリーカードをSDカードスロットに挿入する。

サムネール画面を開き、メインメニュー→[CLIP]→[PROPERTY]→[CPS PASSWORD]で[LOAD]を選択する。

パスワードファイルリストが表示されます。

使用するファイルを選択し、〈SET〉ボタンを押す。

  • CPSパスワードの読み込みに成功したときは、[LOADING PASSWORD COMPLETED!]とメッセージが表示されます。

  • CPSパスワードの読み込みに失敗したときは、ワーニングメッセージが表示されます。ワーニングの内容については「ワーニングシステム」を参照してください。

本機のメニューでCPSパスワードを設定する

サムネール画面を開き、メインメニュー→[CLIP]→[PROPERTY]→[CPS PASSWORD]で[SET]を選択する。

CPSパスワードを入力するソフトウェアキーボードが表示されます。

キーボードでCPSパスワードを入力する。

[PASSWORD]と、照合用の[RETRY PASSWORD]を入力し、[OK]を選択するとCPSパスワードが設定されます。

  • CPSパスワードの入力に成功したときは、[SETTING PASSWORD COMPLETED!]とメッセージが表示されます。

  • CPSパスワードの入力に失敗したときは、ワーニングメッセージが表示されます。ワーニングの内容については「サムネールおよびメニュー操作時」を参照してください。

CPSパスワードの削除

CPS機能が不要になった場合は、CPSパスワードを削除します。

サムネール画面を開き、メインメニュー→[CLIP]→[PROPERTY]→[CPS PASSWORD]で[DELETE]を選択する。

[DELETING PASSWORD COMPLETED!]が表示され、CPSパスワードが削除されます。

CPSの手動認証

暗号化フォーマットされたmicroP2メモリーカードは、本体で自動認証され、認証に成功した場合に利用できます。

機器に設定しているCPSパスワードとmicroP2メモリーカードに設定しているCPSパスワードが異なると、認証エラーとなります。認証エラーとなったmicroP2メモリーカードを一時的に利用する場合、次の方法に従って、microP2メモリーカードに認証したCPSパスワードを手動で入力してください。暗号が一致すると、そのカードを利用できます。

認証失敗の確認をする。

サムネール画面を表示し、メインメニュー→[CLIP]→[PROPERTY]で[CARD STATUS]を選択し、確認する。

認証エラーのカードは画面右上のスロット番号枠が赤色になり、残量バーに[AUTH NG CARD]が表示されます。カーソルボタン(`/{)を押して、そのカードを選択している状態にしてください。

手動認証を行う。

カードステータス画面から、メインメニュー→[CLIP]で[AUTHENTICATE]を選択する。

CPSパスワードを入力するソフトウェアキーボードが表示されます。

microP2メモリーカードに設定されたパスワードを入力し、[OK]を選択する。

  • CPSパスワードの入力に成功したときは、[AUTHENTICATED SUCCESSFULLY!]とメッセージが表示されます。

  • CPSパスワードの入力に失敗したときは、ワーニングメッセージ(サムネールおよびメニュー操作時)が表示されます。

SDメモリーカードの状態表示

SDメモリーカードのフォーマットの状態や、空き容量などを確認できます。

osd_sdcard_status

メインメニュー→[CLIP]→[PROPERTY]で[SD CARD]を選択します。メインメニュー→[CARD FUNCTIONS]→[SD CARD PROPERTY]からも同じ内容が表示されます。

[SD STANDARD]

SDメモリーカードがSD/SDHC/SDXC準拠でフォーマットしているかどうかを表示します。

  • [SUPPORTED]:SD/SDHC/SDXC準拠

  • [NOT SUPPORTED]:SD/SDHC/SDXC非準拠

[USED]

使用済み容量(バイト)

[BLANK]

空き容量(バイト)

[TOTAL]

全容量(バイト)

[PROXY REM]

プロキシー記録の場合の記録残量

[NUMBER OF CLIPS]

SDメモリーカードへクリップコピーを行ったときに、SDメモリーカードに入っているクリップ数

[PROTECT]

書き込み禁止状態