撮影・記録（カメラ部）

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  1. 〈SYNCHRO SCAN〉調整ボタン

    シンクロスキャンモードの場合、シンクロスキャンのスピードを調整できます。〈−〉のボタンを押すと、シャッタースピードが遅くなります。〈+〉のボタンを押すと、シャッタースピードが速くなります。

    パーソナルコンピューターのモニターを撮影する場合などでは、ビューファインダー内の横バーノイズが少なくなる位置に調整してください。

  2. 〈CC FILTER〉/〈ND FILTER〉（フィルター切り替え）つまみ（ホワイトバランス/ブラックバランスの調整から記録停止まで）

    被写体の照度や色温度に合わせてフィルターを選択します。

    〈CC FILTER〉つまみ（大径）の位置

    設定

    内容

    〈A〉

    〈3200 K〉

    色温度を3200 Kに設定します。

    〈B〉

    〈4300 K〉

    色温度を4300 Kに設定します。

    〈C〉

    〈5600 K〉

    色温度を5600 Kに設定します。

    〈D〉

    〈6300 K〉

    色温度を6300 Kに設定します。

    〈ND FILTER〉つまみ（小径）の位置

    設定

    内容

    〈1〉

    〈CLEAR〉

    NDフィルターを使用しません。

    〈2〉

    〈1/4ND〉

    MOSセンサーに入る光の量を1/4にします。

    〈3〉

    〈1/16ND〉

    MOSセンサーに入る光の量を1/16にします。

    〈4〉

    〈1/64ND〉

    MOSセンサーに入る光の量を1/64にします。

    撮影条件に合わせて、次の表を参考に〈CC FILTER〉つまみと〈ND FILTER〉つまみを切り替えてください。

    撮影条件

    〈CC FILTER〉つまみ

    〈ND FILTER〉つまみ

    日の出、日没、スタジオ内

    〈A〉（〈3200 K〉）

    〈1〉（〈CLEAR〉）

    晴天の屋外

    〈B〉（〈4300 K〉）または〈C〉（〈5600 K〉）または〈D〉（〈6300 K〉）

    〈2〉（〈1/4ND〉）または〈3〉（〈1/16ND〉）

    曇天・雨天の屋外

    〈D〉（〈6300 K〉）

    〈1〉（〈CLEAR〉）または〈2〉（〈1/4ND〉）

    雪景色、高い山、海辺など、澄み切っていて明るい景色

    〈B〉（〈4300 K〉）または〈C〉（〈5600 K〉）または〈D〉（〈6300 K〉）

    〈3〉（〈1/16ND〉）または〈4〉（〈1/64ND〉）

  3. 焦点マーク〈shouten_mark〉

    MOSセンサーの焦点位置を示します。

    被写体からの焦点距離を正確に測る場合は、このマークを基準としてください。

  4. 〈USER〉ボタン（〈USER MAIN〉/〈USER1〉/〈USER2〉/〈USER5〉）（〈USER〉ボタンへの機能割り当て）

    ユーザーが選択した機能をそれぞれのボタンに割り当てることができます。ボタンを押すことで、割り当てられた機能が動作します。

  5. 〈SHUTTER〉スイッチ（電子シャッターの設定）

    電子シャッターの切り替えスイッチです。

    〈OFF〉

    電子シャッターは動作しません。

    〈ON〉

    電子シャッターが動作します。

    〈SEL〉

    電子シャッターのスピードを変更できます。

    このスイッチは、跳ね返りスイッチになっています。〈SEL〉側に倒すごとに、シャッタースピードが変化します。

  6. 〈AUTO W/B BAL〉スイッチ（ホワイトバランスの調整）

    〈AWB〉

    ホワイトバランスを自動調整します。側面の〈WHITE BAL〉スイッチを〈A〉、または〈B〉の位置にして、スイッチを操作すると、数秒で調整され、調整値がメモリーに記録されます。

    〈WHITE BAL〉スイッチが〈PRST〉の位置の場合は、動作しません。お気をつけください。

    〈ABB〉

    ブラックバランスを自動調整します。

    メインメニュー→［CAMERA］→［SW MODE］→［SHD,ABB SW CTL］で［ON］に設定すると、ブラックシェーディングの自動調整機能をこのスイッチに割り当てることができます。

  7. 〈MARKER SEL〉/〈MODE CHECK/MENU CANCEL〉スイッチ（マーカー確認画面の表示（マーカーセレクト機能））

    マーカーの選択と、本機の各種撮影状態の確認などができる跳ね返りスイッチです。

    〈MKR〉

    〈MKR〉側に倒すごとに、ビューファインダー上でマーカーの表示が、［A］マーカー表示→［B］マーカー表示→無表示と切り替わります。

    電源を入れたときは、電源を切る直前の状態で表示されます。

    〈MCK/MCL〉

    〈MCK/MCL〉側に倒すごとに、カメラの設定状態を示す6つの画面表示（［STATUS］画面表示、［!LED］画面表示、［FUNCTION］画面表示、［AUDIO］画面表示、［CAC］画面表示、［USER SW］画面表示）が、ビューファインダー上で順番に切り替わります。カメラの出力信号には影響ありません。表示は約5秒で消えます。ボタンを押し続けると、選択中の画面の表示が継続されます。

    設定メニューの表示中に〈MCK/MCL〉側に倒すと、変更した設定値をキャンセルするスイッチとして動作します。

  8. 〈GAIN〉スイッチ（ホワイトバランスの調整）

    • 撮影時の照明の状態に合わせて、映像アンプのゲインを切り替えます。

    • 〈L〉/〈M〉/〈H〉ポジションのゲイン値は、あらかじめ、メインメニュー→［PAINT］の［LOW SETTING］、［MID SETTING］、［HIGH SETTING］の各［［S］MASTER GAIN］で設定します。

    • 出荷時の設定は、L=0 dB、M=6 dB、H=12 dBです。

  9. 〈OUTPUT〉/〈AUTO KNEE〉選択スイッチ

    カメラ部からメモリー記録部、ビューファインダー、ビデオモニターへ出力する映像信号を選択します。

    〈CAM〉/〈ON〉

    カメラで撮影している映像が出力され、オートニー機能が動作します。

    オートニー機能の代わりにダイナミックレンジストレッチャー（DRS）機能の割り当てもできます。

    〈CAM〉/〈OFF〉

    カメラで撮影している映像が出力され、オートニー機能は動作しません。

    ニーポイントはメインメニュー→［PAINT］→［KNEE/LEVEL］→［KNEE MASTER POINT］で設定されたレベルに固定されます。

    〈BARS〉/〈OFF〉

    カラーバー信号が出力されます。オートニー機能は動作しません。

    カラーバー信号は、メインメニュー→［CAMERA］→［SW MODE］→［COLOR BARS］で4種類の中から選択できます。（［SW MODE］）

  10. 〈WHITE BAL〉（ホワイトバランスメモリー切り替え）スイッチ（ホワイトバランスの調整）

    ホワイトバランスの調整方法を切り替えます。

    〈PRST〉

    ホワイトバランスを調整する時間がないときなどは、この位置に設定します。

    • 工場出荷時は、3200 Kに設定しています。

    • メインメニュー→［CAMERA］→［WHITE BALANCE MODE］→［COLOR TEMP PRE］で任意の色温度に変更できます。（［WHITE BALANCE MODE］）

    〈A〉/〈B〉

    〈AUTO W/B BAL〉スイッチを〈AWB〉側に倒すとホワイトバランスが自動的に調整され、調整値がメモリーA、またはメモリーBに記憶されます。

    メインメニュー→［CAMERA］→［WHITE BALANCE MODE］→［AWB B］で、自動追尾方式のオートトラッキングホワイトバランス（ATW）機能を〈B〉に割り当てることもできます。（オートトラッキングホワイトバランス（ATW）機能の設定）