レンズファイル

本機の内蔵メモリーには、8個のレンズファイルが記憶されています。

SDメモリーカードには、8個のレンズファイルを1タイトルとして、8タイトル(計64個)のレンズファイルを書き込むことができます。

レンズファイルには、次のデータが記録されます。

  • タイトル名

  • ホワイトシェーディング補正値

  • フレア補正値

  • RBゲインオフセット補正値

レンズファイルの作成方法

ホワイトシェーディングの調整

ホワイトシェーディングの調整は、「ホワイトシェーディング補正機能」を参照してください。

フレアの調整

メインメニュー→[MAINTENANCE]→[LENS FILE ADJ.]の[LENS R FLARE]、[LENS G FLARE]、[LENS B FLARE]でフレアの調整を行います。

RBゲインオフセットの調整

レンズを交換したときに生じる、ホワイトバランスの変化を補正します。

基準にするレンズを本機に装着する。

適切な照明(2000 lx、3200 Kが望ましい)でグレースケールチャートを撮影する。

〈WHITE BAL〉スイッチを〈A〉にする。

グレースケールチャート中央の白ウィンドウが、80%程度になるようにレンズ絞りを調整する。

〈AUTO W/B BAL〉スイッチを〈AWB〉側に押す。

ホワイトバランスを自動調整します。

ウェーブフォームモニターでRGBの信号レベルを測定する。

レンズファイルを作成するレンズに交換する。

Gchの信号レベルを、手順6で得た信号レベルと同じになるようにレンズの絞りを微調整する。

メインメニュー→[MAINTENANCE]→[LENS FILE ADJ.]→[LENS FILE ADJ. MODE]で[ON]に設定する。

メインメニュー→[MAINTENANCE]→[LENS FILE ADJ.]→[LENS R GAIN OFFSET]でRchの信号レベルがGchと同じになるように調整する

同様に、[LENS B GAIN OFFSET]をBchの信号レベルがGchと同じになるように調整する。

レンズファイルを内蔵メモリーに書き込むには

osd_file_lens_save

メインメニュー→[FILE]→[LENS FILE]で[SAVE]を選択し、ジョグダイヤルボタン(または〈SET〉ボタン)を押す。

本機のメモリーに保存されているレンズファイルの一覧が表示されます。

ファイル一覧から書き込むファイルを選択する。

タイトル入力画面とキーボードが表示されます。

キーボードで設定したい文字を入力する。

ジョグダイヤルボタン(またはカーソルボタン`/{/Y/I)で[OK]を選択し、ジョグダイヤルボタン(または〈SET〉ボタン)を押す。

確認画面が表示されます。

[YES]を選択し、ジョグダイヤルボタン(または〈SET〉ボタン)を押す。

ファイルが保存され、ファイル一覧が更新されます。

レンズファイルを内蔵メモリーから読み出すには

osd_file_lens_load

メインメニュー→[FILE]→[LENS FILE]で[LOAD]を選択し、ジョグダイヤルボタン(または〈SET〉ボタン)を押す。

本機のメモリーに保存されているレンズファイルの一覧が表示されます。

読み込みたいファイル名を選択し、ジョグダイヤルボタン(または〈SET〉ボタン)を押す。

確認画面が表示されます。

[YES]を選択し、ジョグダイヤルボタン(または〈SET〉ボタン)を押す。

ファイルの読み込みが行われます。

完了メッセージが表示されたら、ジョグダイヤルボタン(または〈SET〉ボタン)を押す。