[REC/PB]

本機の記録再生を行う場合の各種設定項目です。

[REC FUNCTION]

項目

設定内容

[RECORDING]

記録の方式を選択します。

[NORMAL]:通常記録を行います。

[INTERVAL]:インターバル記録を行います。

[ONE SHOT]:ワンショット記録を行います。

[LOOP]:ループレックを行います。

  • 工場出荷値:[NORMAL]

次の場合、[NORMAL]のみ選択できます。

  • メインメニュー→[SYSTEM]→[SYSTEM MODE]→[REC SIGNAL]が[SDI]のとき

  • メインメニュー→[SYSTEM]→[SYSTEM MODE]→[REC FORMAT]が[AVC-G50]または[AVC-G25]のとき

[HOLD]

[RECORDING]の設定を保持するかどうかを選択します。

[ON]:保持します。

[OFF]:保持しません。次に、電源を入れたとき、必ず[NORMAL]になります。

  • 工場出荷値:[OFF]

[REC TIME]

[RECORDING]で[INTERVAL]、[ONE SHOT]を選択時に記録時間(1カット)を設定します。

59.94 Hz時:[00s01frm]…[59s29frm]

50 Hz時:[00s01frm]…[59s24frm]

  • 工場出荷値:[00s01frm]

[PAUSE TIME]

[RECORDING]で[INTERVAL]を選択時に記録の一時停止時間を設定します。

59.94 Hz時:[00h00min00s01frm]…[23h59min59s29frm]

50 Hz時:[00h00min00s01frm]…[23h59min59s24frm]

  • 工場出荷値:[00h04min59s29frm]

[START DELAY]

[RECORDING]で[INTERVAL]を選択時に、〈REC〉ボタンを押してから記録を開始するまでの時間を設定します。

[0s]…[10s]

  • 工場出荷値:[0s]

[ONE CLIP REC]

ワンクリップレックモードを選択します。

[ON]:ワンクリップレックモードで動作します。

[OFF]:ワンクリップレックモードは動作しません。

  • 工場出荷値:[OFF]

次の場合、この項目は変更できません。

  • メインメニュー→[SYSTEM]→[SYSTEM MODE]→[REC SIGNAL]が[SDI]のとき

  • メインメニュー→[REC/PB]→[REC FUNCTION]→[SIMUL REC]が[ON]のとき

  • メインメニュー→[REC/PB]→[REC FUNCTION]→[RECORDING]が[NORMAL]以外のとき

[PRE REC]

プリレックを行うかどうかを選択します。[ON]を選択した場合は引き続きプリレックを行う時間を設定します。

[ON]:プリレックを行います。

[OFF]:プリレックを行いません。

  • 工場出荷値:[OFF]

次の場合、[ON]は選択できません。

  • メインメニュー→[SYSTEM]→[SYSTEM MODE]→[REC SIGNAL]が[SDI]のとき

  • メインメニュー→[REC/PB]→[REC FUNCTION]→[RECORDING]が[NORMAL]以外のとき

[PRE REC TIME]

プリレックの設定をします。

〈REC〉ボタンを押してから、さかのぼって記録できる時間の設定をします。

DVCPROとDVモードでは最大15秒まで、その他のモードでは8秒まで選択できます。

HD、DVCPRO50時:[0s]…[8s]

  • 工場出荷値:[8s]

DV、DVCPRO時:[0s]…[15s]

  • 工場出荷値:[8s]

次の場合、プリレックの設定は、最大3秒までとなります。

  • メインメニュー→[SYSTEM]→[SYSTEM MODE]→[LINE&FREQ]と[REC FORMAT]が1080Pモードで[AVC-I100]に設定されているとき

[SIMUL REC]

サイマル記録を行うかどうかを選択します。

[ON]:サイマル記録モードで動作します。

[OFF]:サイマル記録モードで動作しません。

  • 工場出荷値:[OFF]

次の場合、この項目は変更できません。

  • メインメニュー→[REC/PB]→[REC FUNCTION]→[RECORDING]が[NORMAL]以外のとき

  • メインメニュー→[REC/PB]→[REC FUNCTION]→[ONE CLIP REC]が[ON]のとき

  • メインメニュー→[REC/PB]→[DUAL CODEC SETUP]→[CODEC USAGE]が[PROXY REC(P2)]または[PROXY REC(P2&SD)]のとき

[REC/PB SETUP]

項目

設定内容

[REC MEDIA]

記録するメディアのスロットを選択します。

[P2]:P2メモリーカード(スロット1、2)を使用します。

[microP2]:microP2メモリーカード(スロット3、4)を使用します。

  • 工場出荷値:[microP2]

選択されていないスロットへカードを挿入しても記録できません。

[FILE SPLIT]

記録ファイルの分割方法を選択します。

[ONE FILE]:AVC-LongGフォーマットで、microP2メモリーカード(32 GB超)に1ファイルで記録します。

[SPLIT]:記録フォーマットに関係なく、4 GB単位で分割します。

[SHORT SPLIT]:記録フォーマットに関係なく、128秒単位で分割します。

  • 工場出荷値:[SPLIT]

1ファイルにした場合、そのクリップは、P2メモリーカードまたは32 GBのmicroP2メモリーカードへのコピーや、ストレージへのコピー・エクスポートができません。

[ONE FILE]を選択している場合、プロキシー記録はできません。また、メインメニュー→[REC/PB]→[DUAL CODEC SETUP]→[CODEC USAGE]で[PROXY REC(P2)]または[PROXY REC(P2&SD)]に設定時、[ONE FILE]は選択できません。

[SHORT SPLIT]を選択すると、約128秒ごとの記録ファイルに分割されますが、P2機器でクリップのサムネール操作をする場合は、1つのクリップとして操作できます。1回の連続記録時間は約3.5時間です。

なお、インターバル記録、ワンショット記録、ループレック時は、[SHORT SPLIT]は無効になります。

[START TEXT MEMO]

記録開始するたびに、自動的に記録開始位置にテキストメモを付加する機能を選択します。

[ON]:記録ごとにテキストメモを付加します。

[OFF]:テキストメモを付加しません。

  • 工場出荷値:[OFF]

この項目を[ON]にして付加されるテキストメモは、記録開始位置を示すものです。テキストメモを文字情報として記録する場合は、「クリップメタデータの設定」を参照してください。

メインメニュー→[REC/PB]→[REC FUNCTION]→[RECORDING]で[NORMAL]以外に設定しているときは無効です。

[P.ON REC SLOT SEL]

電源を入れたとき、記録対象になるスロットの順序を選択します。

[HOLD]:前回、電源を切ったときの記録スロットから記録します。

[SLOT 1/3]:電源を入れるたびに、スロット1または3([REC MEDIA]で選択されているスロット)から順に記録対象カードになります。

  • 工場出荷値:[HOLD]

[REC START]

記録開始の受け付けを選択します。

[ALL]:停止中、記録一時停止中、再生中に記録開始を受け付けます。

[NORMAL]:停止中、記録一時停止中に記録開始を受け付けます。

  • 工場出荷値:[NORMAL]

メインメニュー→[REC/PB]→[REC FUNCTION]→[RECORDING]で[NORMAL]以外に設定しているときは、この項目を[ALL]に設定していても[NORMAL]の動作になります。

[REC TALLY]

本機側の記録状態を表示する方法を選択します。

[RED]:赤色タリーランプが点灯します。

[GREEN]:緑色タリーランプが点灯します。

[CHAR]:ビューファインダーにキャラクターで「REC」を表示します。

  • 工場出荷値:[RED]

[GREEN]または[CHAR]に設定すると、本機の記録時にビューファインダーのフロントタリーランプ、バックタリーランプ、およびリアタリーランプは点灯しません。

[ACCESS LED]

P2カードアクセスLEDを点灯するかどうか選択します。

[ON]:点灯します。

[OFF]:消灯します。

  • 工場出荷値:[ON]

[SEEK POS SEL]

再生一時停止中に、〈FF/REW〉ボタンを押して移動する位置を選択します。

[CLIP]:クリップの先頭

[CLIP&TEXT MEMO]:クリップの先頭、およびテキストメモの設定点

  • 工場出荷値:[CLIP]

[DUAL CODEC SETUP]

項目

設定内容

[CODEC USAGE]

プロキシーデータの記録を行うメディアを選択します。

[PROXY REC(P2)]:P2カードにプロキシーデータの記録を行います。

[PROXY REC(P2&SD)]:P2カードとSDメモリーカードの両方にプロキシーデータの記録を行います。

[STREAMING]:ストリーミングを出力します。

[OFF]:プロキシーデータの記録を行いません。

  • 工場出荷値:[OFF]

メイン記録との組み合わせについては、「システムモードと記録機能」 を参照してください。

メインメニュー→[REC/PB]→[REC/PB SETUP]→[FILE SPLIT]で[ONE FILE]を選択している場合、[OFF]以外は選択できません。

[PROXY REC MODE]

プロキシーデータの記録モードを設定します。

各モードについて詳しくは、「記録モードと記録信号(ビデオ、オーディオ)」を参照してください。

ワンクリップレックの連結継続中は設定できません。

1080モード時:[STD 2CH MP4]、[LOW 2CH MOV]、[HQ 2CH MOV]、[HQ 4CH MOV]、[SHQ 2CH MOV]、[AVC-G6 2CH MOV]

  • 工場出荷値:[STD 2CH MP4]

720モード時:[HQ 2CH MOV]、[SHQ 2CH MOV]、[AVC-G6 2CH MOV]

  • 工場出荷値:[HQ 2CH MOV]

SDモード時:[STD 2CH MP4]、[LOW 2CH MOV]

  • 工場出荷値:[STD 2CH MP4]

[STREAMING MODE]

ストリーミングの転送モードを設定します。

[LOW]、[HQ]、[AVC-G6]、[SHQ(QoS)]、[AVC-G(QoS)]

  • 工場出荷値:[HQ]

[TC SUPER]

プロキシーデータの記録映像にタイムコードの表示を重畳するかどうかを設定します。

[UPPER]:記録映像の上部にタイムコードの表示を重畳します。

[LOWER]:記録映像の下部にタイムコードの表示を重畳します。

[OFF]:タイムコードの表示を記録映像に重畳しません。

  • 工場出荷値:[OFF]

ワンクリップレックの連結継続中は設定できません。

次の場合、タイムコードは重畳しません。

  • メインメニュー→[SYSTEM]→[SYSTEM MODE]→[LINE&FREQ]の設定が[720-60P]または[720-50P]のとき

  • プロキシーデータの記録モードが[AVC-G6 2CH MOV]のとき

[PROXY DISP]

プロキシーデータの記録情報やメッセージをビューファインダーと液晶モニターに表示するか選択します。

[ON]:プロキシー記録情報とSDメモリーカード残量を、記録開始時に表示します。

ワーニング情報は常時表示されます。

[OFF]:プロキシーとSDメモリーカードのワーニング情報を発生時に3秒間だけ表示します。

  • 工場出荷値:[OFF]

メインメニュー→[VF]→[VF INDICATOR]→[PROXY DISP]でも設定できます。

[QoS MAX RATE]

QoS動作時の映像データの最大ビットレートを設定します。この設定は、本機からの操作でストリーミング配信を開始するときに使用されます。

メインメニュー→[I/F SETUP]→[USB/LAN]→[STREAMING SETTING]→[START TRIGGER]で[CAMERA]を選択しているときに設定できます。

[256Kbps]、[512Kbps]、[1Mbps]、[1.5Mbps]、[2.5Mbps]、[3.5Mbps]、[6Mbps]、[9Mbps]

  • 工場出荷値:[9Mbps]

[STREAMING MODE]で[SHQ(QoS)]を選択している場合は、[9Mbps]を選択できません。

[QoS MIN RATE]

QoS動作時の映像データの最小ビットレートを設定します。この設定は、本機からの操作でストリーミング配信を開始するときに使用されます。

メインメニュー→[I/F SETUP]→[USB/LAN]→[STREAMING SETTING]→[START TRIGGER]で[CAMERA]を選択しているときに設定できます。

[256Kbps]、[512Kbps]、[1Mbps]、[1.5Mbps]、[2.5Mbps]、[3.5Mbps]、[6Mbps]、[9Mbps]

  • 工場出荷値:[256Kbps]

[STREAMING LATENCY]

ストリーミング配信中の遅延モードを設定します。この設定は、本機からの操作でストリーミング配信を開始するときに使用されます。

メインメニュー→[I/F SETUP]→[USB/LAN]→[STREAMING SETTING]→[START TRIGGER]で[CAMERA]を選択しているときに設定できます。

[NORMAL]:ストリーミングの安定性を重視する場合に設定します。

[SHORT]:ストリーミングの遅延を少なくすることを重視する場合に設定します。

  • 工場出荷値:[NORMAL]

[TC/UB]

項目

設定内容

[UBG MODE]

ユーザーズビットモードを選択します。

[USER]:ステータス表示で設定したユーザーズビット値を選択します。

[TIME]:ローカル時刻を選択します。(時、分、秒)

[DATE]:ローカル日時を選択します。(西暦下2桁、月、日、時)

[EXT]:〈TC IN〉端子に入力されているユーザーズビット値を記録します。

[TCG]:[TCG]の値がユーザーズビットに入ります。

[FRAME RATE]:カメラの撮像情報(フレームレートなど)を選択します。

[REGEN]:カードに記録されている値を読み出し、その値を継続して記録します。

  • 工場出荷値:[USER]

[VITC UBG MODE]

VITCのユーザーズビットモードを選択します。

[USER/EXT]:[UBG MODE]が[EXT]で動作しているときはその値に従い、[EXT]以外のときは[USER]で設定されたユーザー値を記録します。

[TIME]:ローカル時刻を選択します。(時、分、秒)

[DATE]:ローカル日時を選択します。(西暦下2桁、月、日、時)

[TCG]:タイムコードジェネレーターの値がユーザーズビットに入ります。

[FRAME RATE]:カメラの撮像情報(フレームレートなど)を選択します。

[REGEN]:カードに記録されている値を読み出し、その値を継続して記録します。

  • 工場出荷値:[USER/EXT]

この項目は、720Pモード時は表示されず、[FRAME RATE]の設定になります。

[DF MODE]

[CTL]および[TCG]のドロップフレームモード/ノンドロップフレームモードを設定します。

[DF]:ドロップフレームモードを使用します。

[NDF]:ノンドロップフレームモードを使用します。

  • 工場出荷値:[DF]

この項目は、システム周波数が50 Hz時は表示されません。

[TCG SET HOLD]

電源を切る前に〈TCG〉スイッチで内蔵タイムコードジェネレーターを設定した場合、再度電源を入れて記録したとき、必ずその設定した値から記録する機能の[ON]/[OFF]を切り替えます。

[ON]、[OFF]

  • 工場出荷値:[OFF]

[FIRST REC TC]

電源を入れたときやP2カードを挿入したとき、または、記録対象のP2カードを切り替えた最初の記録で、タイムコードをP2カード上の値にリジェネさせるかどうかを選択します。

[PRESET]:本機内部のタイムコードを使用します。

[REGEN]:記録対象のP2カードに記録されたクリップのうち、日時が最も新しいクリップのタイムコードにリジェネします。

  • 工場出荷値:[REGEN]

日時の設定は正確に行ってください。設定方法は「内蔵時計の日付/時刻の設定」を参照してください。

[TC OUT]

〈TC OUT〉端子に出力されるタイムコードを選択します。

[TCG]:常にタイムコードジェネレーター値を出力します。

[TCG/TCR]:記録時はタイムコードジェネレーター値を出力し、再生時はタイムコードリーダー値を出力します。

  • 工場出荷値:[TCG]

[TC OUTPUT REF]

〈TC OUT〉端子から出力されるタイムコードの出力遅延を設定します。

詳しくは「タイムコードを外部ロックさせる」を参照してください。

[TC IN]:外部タイムコード入力に合わせます。

[VIDEO OUT]:出力映像に合わせます。

  • 工場出荷値:[TC IN]

[REC CHECK REGEN]

レックチェック機能を割り当てた〈RET〉ボタンまたは〈USER〉ボタンを押したとき、次の記録でP2カードの最後に記録されたタイムコードにリジェネするかどうかを選択します。

[ON]:リジェネします。

[OFF]:リジェネしません。

  • 工場出荷値:[OFF]

[REC META DATA]

項目

設定内容

[LOAD]

SDメモリーカードに保存されたメタデータアップロードファイルをロードします。

[RECORD]

ロードされているメタデータを記録時に付加するか、付加しないかを設定します。

[ON]:付加します。

[OFF]:付加しません。

  • 工場出荷値:[OFF]

[USER CLIP NAME]

[USER CLIP NAME]へ記録するデータを設定します。

[RECORD]が[ON]のとき:

[TYPE1]:ロードしたデータ設定値を記録します。

[TYPE2]:ロードしたデータとカウンター値を記録します。

  • 工場出荷値:[TYPE1]

[RECORD]が[OFF]のとき:

[TYPE1]:[GLOBAL CLIP ID]と同じ値を記録します。

[TYPE2]:[CLIP NAME]と同じ値を記録します。

  • 工場出荷値:[TYPE1]

[CARD SERIAL]

シリアル番号やカードの種類が記載されたテキストメモをメタデータとして記録する機能の有効/無効を設定します。

[ON]、[OFF]

  • 工場出荷値:[OFF]

[INITIALIZE]

ロードした全メタデータを削除し、初期化します。

[PROPERTY]

ロードしたメタデータの確認や修正を行います。

この項目は、サムネール表示中に有効です。

[LANGUAGE]

メタデータを表示するときの表示言語を設定します。

[ENGLISH]、[JAPANESE]

  • 工場出荷値:[JAPANESE]