[CLIP]
液晶モニターに表示されるクリップのサムネールを確認しながら、再生、削除、コピー、メタデータの編集などを行うときに使用します。
このメニュー項目は、サムネール画面が表示されているときに有効です。
[DELETE]や[COPY]などのクリップ操作は、対象のサムネールが選択されたときに有効になります。
一部の項目は、USBストレージモードやそのエクスプロアー画面など特定の状態でのみ表示されます。
[PROPERTY]
項目 | 設定内容 |
[CLIP PROPERTY] |
クリップの詳細な情報を画面に表示します。また、個別の項目の修正ができます。詳しくは「プロパティー」を参照してください。 |
[CARD STATUS] |
カードスロットのカード状態を表示します。詳しくは「サムネール画面」を参照してください。 |
[CPS PASSWORD] |
microP2メモリーカードのCPSの暗号化パスワードを設定します。 [LOAD]:SDメモリーカードからCPSパスワードをロードします。 [SET]:CPSパスワードを入力します。 [DELETE]:機器に保存されているパスワードを削除し、暗号化フォーマットを無効にします。 |
[SD CARD] |
SDメモリーカードの情報を表示します。 |
[REMAIN SETUP] |
P2カードの情報を表示するときに、残容量または使用済み容量のどちらを表示するかを設定します。 [REMAIN]:残容量を表示します。 [USED]:使用済み容量を表示します。
|
[FREE CAP. OF PARTITION] |
パーティション内の空き容量を表示します。
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[REPOSITION]
サムネール画面に表示するクリップを選択します。
[ALL CLIP]:全クリップをサムネールに表示します。
[SAME FORMAT CLIPS]:システムフォーマットと同じフォーマットで記録されたクリップのみをサムネールに表示します。
同じフォーマットで記録されたクリップとは、メインメニュー→[SYSTEM]→[SYSTEM MODE]の[LINE&FREQ]、[REC FORMAT]、[AUDIO SMPL RES]の各項目が現在の設定状態と一致しているクリップです。
例)[1080-59.94i]、[AVC-I100]、[24BIT]
[SELECTED CLIPS]:〈SET〉ボタンで選択したクリップのみをサムネールに表示します。このときサムネールの並び順は、選択した順番となります。
[MARKED CLIPS]:ショットマークが付加されたクリップのみをサムネールに表示します。
[TEXT MEMO CLIPS]:テキストメモデータがあるクリップのみをサムネールに表示します。
[SLOT CLIPS]:選択したスロットのクリップのみをサムネールに表示します。
[NG CLIPS]:不良クリップインジケーターが表示されたクリップのみをサムネールに表示します。
[DELETE]
選択しているクリップを削除します。
途中で削除を中止するには、〈SHIFT〉ボタン+〈EXIT〉ボタン、または〈SET〉ボタンを押してキャンセルしてください。途中まで削除されたクリップはキャンセルしても戻りません。
[FORMAT]
[FORMAT]メニューを選択後、指定するP2カードスロットのP2カードおよびSDメモリーカードスロットのSDメモリーカードをフォーマットします。
[SLOT 1]、[SLOT 2]、[SLOT 3]、[SLOT 4]、[SD CARD]
CPSパスワードを設定しているときは、[NORMAL](通常の非暗号化フォーマット)と[CPS(ENCRYPT)](暗号化フォーマット)を選択できます。
フォーマットにより消去されたデータは、復元できません。必ずデータを確認した後にフォーマットしてください。
[FORMAT(STORAGE)]
USBストレージモードのとき、〈USB3.0〉端子(ホスト)に接続されたストレージデバイスを、指定したファイルシステムでフォーマットします。
[TYPE S]:[TYPE S]形式でフォーマットします。
[FAT]:[FAT]形式でフォーマットします。
ストレージエクスプロアー、ストレージサムネールの場合のみ有効です。
フォーマットにより消去されたデータは、復元できません。必ずデータを確認した後にフォーマットしてください。
[COPY]
選択しているクリップを、任意のP2カードスロットのP2カードやストレージデバイス、FTPサーバーにコピーします。
[SLOT 1]、[SLOT 2]、[SLOT 3]、[SLOT 4]、[SD CARD]、[STORAGE]、[FTP]、[FTP(PROXY)]
コピー中に電源を切ったり、カードを抜き差ししたりしないでください。不良クリップができます。不良クリップができてしまった場合は、クリップを削除してから、再度コピーしてください。
不完全クリップは連結した後でコピーしてください。
[EXPORT]
P2カードやSDメモリーカードからストレージデバイスやFTPサーバーへ、カード単位でエクスポート(書き出し)します。
[ALL SLOT]、[SLOT 1]、[SLOT 2]、[SLOT 3]、[SLOT 4]:P2カードからストレージデバイスへエクスポートします。
[SD CARD]:SDメモリーカードからFTPサーバーへエクスポートします。
[IMPORT]
ストレージデバイスやFTPサーバーからP2カードやSDメモリーカードへ、カード単位でクリップなどをインポート(書き戻し)します。
[SLOT 1]、[SLOT 2]、[SLOT 3]、[SLOT 4]、[SD CARD]
ストレージデバイスは[TYPE S]のみ有効です。
元のカード品番と同じ品番のカード以外には書き戻せません。
ストレージエクスプロアー、FTPエクスプロアー時のみ表示されます。
[REPAIR]
記録中、急に電源が切れるなどの原因で発生した、不良クリップインジケーター(黄色)が表示されたクリップを修復します。
壊れ方によっては修復できないときがあります。修復できない場合は赤色のインジケーターが表示されます。
[RE-CONNECT]
複数のP2カードにまたがって記録されているクリップが連続したクリップとして認識されず、不完全クリップインジケーターが表示されている場合に、この連結機能を使って、連続したクリップ(元の連結したクリップ)に復元できます。
不完全クリップは以下のようなときにできます。
3つ以上に分かれた不完全クリップの一部分のクリップだけを連結しても、元のクリップを構成する全てのクリップを連結するまでは、不完全クリップインジケーターが付いたままになります。
[EXCH. THUMBNAIL]
クリップのサムネールを任意のテキストメモがある映像に変更します。テキストメモクリップを表示中に実行できます。
[EXPLORE]
ストレージデバイスやFTPサーバーの各種情報表示画面へ切り替えます。
[STORAGE]:ストレージデバイスの各種情報表示画面に切り替えます。
[FTP]:FTPサーバーの各種情報表示画面に切り替えます。
[AUTHENTICATE]
カードステータス画面から[AUTH NG CARD]と表示されたカードスロットにカーソルを合わせ、このメニューを選択すると、CPSパスワードを入力するソフトウェアキーボードが表示されます。パスワードを入力し、[OK]を選択すると、CPSパスワードが本機に設定されます。
設定されたCPSパスワードで認証に成功したときは、[AUTHENTICATED SUCCESSFULLY!]とメッセージが表示されます。
設定されたCPSパスワードでの認証に失敗したときは、ワーニングメッセージ(ワーニング情報の表示)が表示されます。
[CHANGE PARTITION NAME]
USBストレージモードのとき、ストレージのパーティションの名称を設定・変更します。
初期値はパーティション作成時の日時です。
タイプSのストレージのみ有効です。
ストレージエクスプロアー時のみ表示されます。
[DELETE LAST PARTITION]
USBストレージモードのとき、ストレージの最後のパーティションを削除します。
カーソルが最後のパーティションにあるときにのみ削除できます。
ストレージエクスプロアー時のみ表示されます。
[DELETE FOLDER]
FAT形式のストレージデバイスのフォルダーを削除します。
ストレージエクスプロアー時のみ表示されます。
[THUMBNAIL SETUP]
項目 | 設定内容 |
[INDICATOR] |
表示したい項目を選択して、〈SET〉ボタンを押します。チェックが付いた項目が表示されます。[ALL HIDE]を選択している場合は他の項目は選択できません。 [ALL HIDE]:インジケーターを全て非表示にします。 [MARKER]:ショットマークインジケーターを表示します。 [TEXT MEMO]:テキストメモインジケーターを表示します。 [WIDE]:ワイドインジケーターを表示します。 [PROXY]:プロキシーインジケーターを表示します。
設定にかかわらず不良クリップインジケーター(黄色、赤色)、不明クリップインジケーター、不完全クリップインジケーターは常に表示されます。 |
[DATA DISPLAY] |
時間表示部に表示する内容を選択します。 [TC]:タイムコードを表示します。 [UB]:ユーザーズビットを表示します。 [TIME]:記録時刻を表示します。 [DATE]:記録日を表示します。 [DATE TIME]:記録日時を表示します。 [CLIP NAME]:クリップ名を表示します。 [USER CLIP NAME]:ユーザークリップ名の先頭の最大15文字(英語表示の場合)を表示します。 [SLOT]:スロット番号を表示します。 [THUMBNAIL TC]:サムネール位置のタイムコードを表示します。
|
[THUMBNAIL SIZE] |
サムネールモードで画面に表示されるサムネールの大きさを設定します。 [SMALL]:小(サムネール表示:4×3、プロパティー表示あり) [MEDIUM]:標準(サムネール表示:4×3) [LARGE]:大(サムネール表示:3×2)
|
[PB POSITION] |
サムネール画面から再生するときの再生開始位置を設定します。 [RESUME]:再生を停止した位置から再生します。 [THUMBNAIL TC]:サムネール位置のタイムコードから再生します。 [START TC]:スタートタイムコード(クリップの先頭)から再生します。
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[PROPERTY DISP.] |
[THUMBNAIL SIZE]で[SMALL]を選択している場合に、サムネールの左側に表示される簡易プロパティー項目を設定します。 [USER CLIP NAME]:ユーザークリップ名を表示します。 [START TC]:スタートタイムコードを表示します。 [REC DATE]:記録年月日を表示します。 [REC TIME]:記録時刻を表示します。 [NUM. OF AUDIO CH]:オーディオチャンネル数を表示します。 [AUDIO RATE]:オーディオのサンプリングレートを表示します。 [AUDIO BIT]:オーディオのビットレートを表示します。 [CREATOR]:作成者を表示します。 [SHOOTER]:撮影者を表示します。 [PLACE NAME]:撮影地を表示します。 [PROGRAM NAME]:プログラム名を表示します。 [SCENE NO.]:シーン番号を表示します。 [TAKE NO.]:テイク番号を表示します。 [REPORTER]:リポーターを表示します。 [PURPOSE]:取材目的を表示します。 [OBJECT]:取材対象を表示します。 [START UB]:スタートユーザーズビットを表示します。 [REC RATE]:記録フレームレートを表示します。 [LAST UP DATE]:最終更新日を表示します。 [LAST UP PERSON]:最終更新者を表示します。 [MANUFACTURER]:機材メーカー名を表示します。 [SERIAL NO.]:シリアル番号を表示します。 [MODEL NAME]:モデル名を表示します。 [ALTITUDE]:高度を表示します。 [LONGITUDE]:経度を表示します。 [LATITUDE]:緯度を表示します。 [1ST TEXT MEMO]:最初のテキストメモの内容を表示します。 [THUMBNAIL OFFSET]:サムネール記録位置を表示します。
同時に表示できる項目数は最大6項目です。 6項目選択した段階で残りの未チェック項目は全て選択不可となります。 チェック済みの項目を未チェック状態に戻すことで再び項目の変更ができます。 工場出荷時には、下線がある項目が選択されています。 |
[INFORMATION SEL.] |
選択されたクリップ数、クリップの再生時間などのサムネール情報を表示するか、ボンディング機器の情報を表示するかの選択をします。 [THUMBNAIL INFO.]:選択されたクリップのクリップ数や再生時間のサムネール情報を表示します。 [BONDING DEV. INFO.]:ボンディング機器の情報を表示します
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[THUMBNAIL INFO.] |
選択されたクリップ数、クリップの再生時間などの表示を設定します。 [NUM. OF CLIPS]:選択されたクリップ数を表示します。 [DUR. OF SEL CLIPS]:選択クリップの合計再生時間を表示します。 [TOTAL DURATION]:表示されているクリップの合計再生時間を表示します。
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[TEXT MEMO IND] |
サムネール画面のクリップに表示されるテキストメモインジケーターの表示モードを設定します。 [ALL]:テキストメモが付加されている全てのクリップに、インジケーターを表示します。 [HIDE CARD SERIAL]:次のようなテキストメモのみが付加されたクリップは、テキストメモインジケーターを非表示にします。
カードのシリアル番号が記載されたテキストメモを、メタデータとして記録するには、メインメニュー→[REC/PB]→[REC META DATA]→[CARD SERIAL]で[ON]に設定します。 テキストメモにオフセットが設定されているかどうかは、クリッププロパティー画面の [MEMO]の[OFFSET]で確認できます。
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[STORAGE COPY SETUP]
項目 | 設定内容 |
[VERIFY] |
USBストレージモードでエクスポート時にベリファイを行うか、行わないかを設定します。 [ON]:ベリファイを行います。 [OFF]:ベリファイを行いません。
タイプSフォーマットのストレージ使用時のみ有効です。 |